測定日誌(9月28日・10月5日)ゲルマでお魚測定プロジェクト
2014年 10月 20日
ゲルマでお魚測定プロジェクト
北海道産の鮭の測定結果
佐藤です。
魚の汚染を監視するために、関西各測定所
持ち回りでお魚をゲルマニウム半導体測定器
で測定するプロジェクトを実施中です。
今回は京都が担当なので、
9/28(日)に南福崎土地測定所で、
北海道産の鮭を測りました。
(購入したのは、福島・相馬の市場からです。)
→鮭の解体やその卵の測定日誌はこちら
京都からは楠本さんと佐藤が参加。
関西の測定所など、
関心を持っておられる方も数名立ち会われました。
9/28午前中に測定開始して15:40に終了。
1062gの検体重量で5時間15分の測定です。
気になる結果は
Cs137 0.4±0.1Bq/kg
測定下限値<0.3Bq/kg ピークあり
Cs134 濃度の数値出ず
測定下限値<0.3Bq/kg
でした。
残念ながら、ごく微量のセシウムが検出されました。
この北海道産の鮭がどこを泳いで、
どう汚染されたかはわかりませんが、
スペクトルがCs137にピンと立ったのを見たのは
衝撃的でした。
---------------------------------------
後日、京都の三条測定依頼所で、
楠本さんがこの鮭をクロスチェックしました。
以下、楠本さんからの報告です。
「関西測定所ネットのゲルマで
お魚測定プロジェクトで検体に選んだ
北海道産の鮭が「0.4±0.1Bq/kg」
という結果になりました。
これを京都のAT1320Cで再測定しよう
ということになったのですが、
生を解凍していたら怪しげな臭いが
してきたのでオーブンで焼きました。
さすがに自宅での魚発酵はきついです。
測定日 10月5日 気温23℃ 湿度54%
検体重量894g 測定時間22000秒
Cs137 放射能濃度 0.44±0.81Bq/kg
統計誤差>100% 検出下限値1.24Bq/kg
Cs134 放射能濃度 0.55±0.86Bq/kg
統計誤差>100% 検出下限値1.33Bq/kg
天然核種の影響等で数値は表示されてますが
統計誤差も100%をこえてます。が、
ゲルマで測定したら出るかもねっていう感じですかね、
実際出てますけど。
せっかくなのでこのまま最長の
65000秒までやってみました。
測定終了時、気温24℃ 湿度54%
Cs137 放射能濃度 表示無し
検出下限値0.95Bq/kg
Cs134 放射能濃度 表示無し
検出下限値1.02Bq/kg
ヤッター!放射能が消えたー!バンザーイ!
…てな訳は無いですよね。
AT機もがむばりましたが
検出することが出来ませんでした。
それでも、不検出でも少し気になる検体を
ゲルマで再チェックできる体制があるのは
ありがたいことです。
この鮭の含有する0.4Bq/kgという
微量な値をどう判断するか?
私なら食べる、食べない、
子どもには絶対食べさせないなど、
分かれるかもしれません。
正直、京都のAT機(ヨウ化ナトリウムシンチレーター)
では判別が難しいようなレベルです。
でも、原発事故は収束しておらず、
海に汚染水が流出し続けている中、
今後汚染が進行する危険があるのが事実です。
測定所として、放射能汚染を
監視し続けなくてはならないと感じました。
以上です。
北海道産の鮭の測定結果
佐藤です。
魚の汚染を監視するために、関西各測定所
持ち回りでお魚をゲルマニウム半導体測定器
で測定するプロジェクトを実施中です。
今回は京都が担当なので、
9/28(日)に南福崎土地測定所で、
北海道産の鮭を測りました。
(購入したのは、福島・相馬の市場からです。)
→鮭の解体やその卵の測定日誌はこちら
京都からは楠本さんと佐藤が参加。
関西の測定所など、
関心を持っておられる方も数名立ち会われました。
9/28午前中に測定開始して15:40に終了。
1062gの検体重量で5時間15分の測定です。
気になる結果は
Cs137 0.4±0.1Bq/kg
測定下限値<0.3Bq/kg ピークあり
Cs134 濃度の数値出ず
測定下限値<0.3Bq/kg
でした。
残念ながら、ごく微量のセシウムが検出されました。
この北海道産の鮭がどこを泳いで、
どう汚染されたかはわかりませんが、
スペクトルがCs137にピンと立ったのを見たのは
衝撃的でした。
---------------------------------------
後日、京都の三条測定依頼所で、
楠本さんがこの鮭をクロスチェックしました。
以下、楠本さんからの報告です。
「関西測定所ネットのゲルマで
お魚測定プロジェクトで検体に選んだ
北海道産の鮭が「0.4±0.1Bq/kg」
という結果になりました。
これを京都のAT1320Cで再測定しよう
ということになったのですが、
生を解凍していたら怪しげな臭いが
してきたのでオーブンで焼きました。
さすがに自宅での魚発酵はきついです。
測定日 10月5日 気温23℃ 湿度54%
検体重量894g 測定時間22000秒
Cs137 放射能濃度 0.44±0.81Bq/kg
統計誤差>100% 検出下限値1.24Bq/kg
Cs134 放射能濃度 0.55±0.86Bq/kg
統計誤差>100% 検出下限値1.33Bq/kg
天然核種の影響等で数値は表示されてますが
統計誤差も100%をこえてます。が、
ゲルマで測定したら出るかもねっていう感じですかね、
実際出てますけど。
せっかくなのでこのまま最長の
65000秒までやってみました。
測定終了時、気温24℃ 湿度54%
Cs137 放射能濃度 表示無し
検出下限値0.95Bq/kg
Cs134 放射能濃度 表示無し
検出下限値1.02Bq/kg
ヤッター!放射能が消えたー!バンザーイ!
…てな訳は無いですよね。
AT機もがむばりましたが
検出することが出来ませんでした。
それでも、不検出でも少し気になる検体を
ゲルマで再チェックできる体制があるのは
ありがたいことです。
この鮭の含有する0.4Bq/kgという
微量な値をどう判断するか?
私なら食べる、食べない、
子どもには絶対食べさせないなど、
分かれるかもしれません。
正直、京都のAT機(ヨウ化ナトリウムシンチレーター)
では判別が難しいようなレベルです。
でも、原発事故は収束しておらず、
海に汚染水が流出し続けている中、
今後汚染が進行する危険があるのが事実です。
測定所として、放射能汚染を
監視し続けなくてはならないと感じました。
以上です。
by sokutei_kyoto
| 2014-10-20 02:29
| 測定日誌
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