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測定日誌(1月9日)

みなさま遅くなりました・・・

1月9日(木)の測定日誌です。担当 たけむら&しまだ

①ブルーベリージャム 2013年 茨城県常総市(特定農園産)

 セシウム137 7.17Bq/kg 絶対誤差±2.23Bq/kg 検出
 セシウム134 2.99Bq/kg 絶対誤差±1.57Bq/kg 検出

 3600秒測定 下限値は各セシウム共に3Bq以下です。

②りんご 2013年 山形県産

 セシウム137 不検出
 セシウム134 不検出

1800秒測定 下限値は各セシウム共に4Bq以下で詳細スペクトル確認済

③パスタ(ブイトーニ)2013年 イタリア輸入

セシウム137 不検出
セシウム134 不検出

1800秒測定 下限値は各セシウム共に4Bq以下で詳細スペクトル確認済

④参考測定・・・・

   前日に 埼玉県入間市産の狭山ほうじ茶
         セシウム137 78.5Bq/kg  検出
         セシウム134 40.3Bq/kg  検出 でした。 

国の基準では製茶を30倍の90℃のお湯に60秒浸したものを
40メッシュ相当のふるい等でろ過したものを測定して
10Bq/kg以下のものは流通できる・・・としているようです。
(気になる方はお調べ下さい)

ですので、厳密ではありません、あくまでも参考測定ですが、
それにほぼ近い形で測定いたしました。
ろ過したお茶は合算で2Bqちょっとという濃度で検出となりました。

もちろん、全ての狭山茶が同じような値かどうかはわかりません。
昨年自主測定で静岡の緑茶(製茶)で10ベクレルぐらい検出したものがありました。
これも統計が取れるわけではなく、
1検体のみの測定なのでそれから何を感じるかは人それぞれだと思います。

これはあくまでも私個人の感想です。測定所の統一した見解ではありません。

静岡でお茶から10ベクレル、
埼玉の入間市でホットスポットかもしれませんが、
製茶で100ベクレルを越えるものがある・・・・
そして検体種類はちいがいますが、
茨城県のブルーベリージャムから10ベクレルほど検出・・・。(数値は合算値です)

お茶もブルーベリーも土壌から移行しやすいと言われているものですが、
それだけ土壌汚染はまだまだ相対的な違いはあっても、関東圏もあるということです。

そして、今回はあえて特定農園のものを測定しました(混ざらないようにです)。

混ぜて全国に流通しているものもあるかもしれません。

農園や製造業者を責めることはできません。
良心の問題ではなく、そこには法律で決められた基準があるからです。

お茶は子どもも毎日たくさん飲む家庭もあるでしょう・・・。

ちなみに、ブイトーニパスタを測定したのは、チェルノブイリ事後当時、
このメーカーのパスタから合算60Bq/kg検出していたデータを入手したからです。

セシウム137がそろそろ半減期をむかえるチェルノブイリによる汚染のものが、
もし今も同じ農園の小麦を使っていたら・・・と思ったので測定してみました。
同じ農園と言っても、大手メーカーの食品なので30年近くもそれを材料として
使用し続けているともおもえなかったのですが・・・

が、昨年末、フランスから輸入されたブルーベリージャムから
セシウム137のみ100ベクレル/kg以上検出されました。
これはチェルノブイリによる汚染と考えられます。

いまだに国内の原木栽培のしいたけなどから、
核実験による汚染と思われるセシウム137が微量ですが検出されます。

全てを疑っては食べるものはなくなります。
書ききれませんが、福島事故以前から汚染の歴史があります。それが現実です。
更に食品の汚染は放射性物質だけではないことはみなさんお考えかと思います。

子ども達、その次の子ども達のために何をしなければならないのか・・・
私も小学生の女子の母親として考えることは多いです・・・。

心配しすぎで免疫を落とす事が良くないという方の話しもよくわかりますが、
しっかり現実をみつめて、情報交換をしながら考えていけたらと思います。

長くなりました、お付き合いありがとうございました。

しまだ
by sokutei_kyoto | 2014-01-10 00:00 | 測定日誌 | Comments(0)

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by sokutei_kyoto
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